日曜日に
菊池寛実記念 智美術館で開催している朴英淑の白磁展へ。
9月15日までの期間でまたもやギリギリで間に合う。
休日には人口がぐっと減る静かな神谷町に来ると、別世界に紛れ込んだよう。
銀の和紙を貼られた螺旋階段ホール。
螺旋階段の手摺りは横山尚人氏による透明ガラス製。
展示ホールは螺旋階段を下りたところにありました。
<月壺について> パンフレットより
朝鮮王朝時代、17世紀末から18世紀にかけて京畿道広州の窯で作られた白磁器を韓国ではタル・ハンリ、『月壺(ゲッコ)』と呼んでいる。ふっくらと満月を思わせる豊かな量感を持った白磁器は、高さと胴がほぼ同じ寸法を成し、微かに歪んだ姿を暖かみのある白が朝鮮王朝時代の陶磁器の特徴をよく示しています。日本でも柳宗悦、志賀直哉、立原正秋など多くの知識人を魅了し、高い評価を得てきました。
月明かりに照らされたような月壺の展示は、
なにか語りかけてくるような力強ささえ感じた。
他に人がいない空間、作品と自分だけで対話するような贅沢な時間でした。
西洋館の裏手には人知れずひっそりと佇む茶室のような建物がありました。
美術館のある近代的な建物の中には緑の庭に沿って落ち着く
カフェがある。
菊池寛実氏のための持仏堂もこちらから眺めることができる。
たまには静の世界にどっぷり浸かる休日もいいものだ。
*この日はカメラを持っていかず i phoneで撮影。