２日目は清水さんの運転で和歌山の森岡成好さん・由利子さんを訪問。
来年１月に開催する個展の打合せ兼ねてお伺い。
かねてより、清水さんからとても素敵な場所で人間性が素晴らしいお二人と聞いていたので、この訪問は楽しみでした。

到着後、作業場をご案内いただいく。
大規模の窯場に驚く。これまで見たどの窯場より大きい！
広い作業場も、作業しやすいようにすっきり整理整頓されて気持ちよい。
背丈の倍ほどに積み上げられた薪。このブロックが数カ所ある。



巨大暖炉がある暖かい母屋。
いつしかお酒が入り、陽気な雰囲気に。
成好さんのピアノ弾き語りが始まり、ハスキーでソウルフルな唄にしびれる。
清水さんのギターも参加して渋い大人の夕べ。


天井高く、大人二人が手を繋いてやっとまわる大きな柱、分厚い無垢板の朝鮮張りの床、漆喰の壁、大きな建具。
すべてのスケールが大きく、それはそこに住む人の人柄と同じだと感じる。
大きな薪の暖炉１つで、広い家全体が暖かい。
エアコン＆床暖房をしても、家全体が暖かくならないマンションと大違いだ。
この立派な家も森岡さんと２０人のお弟子さんで建ててしまったというから驚きです。窯場の巨大鉄骨や、作業場の棟もぜんぶ自分たちで建てたのは驚き通り越して驚愕。






作業場の横は由利子さんの菜園がありました。
食卓にのぼるほとんどの野菜をここで育てられるとのことですが、今年の猛暑で不作だったと。そういえば今年の夏〜秋口、農家の方達も困ってました。
由利子さんの野菜をつかったお料理をご馳走になる。
作家の器に作家自ら調理した料理をいただけるなんて贅沢です。
白磁は由利子さん、焼締めは成好さん作。



いつも誰かが訪ねているという森岡家。
ふと立ち寄った旅人でも受け入れてくれるような大きな家、大きな人。
由利子さんとお弟子さん達が忙しく立ち回る台所風景が温かい。



森岡成好・由利子陶展
2011年１月15日(土)〜22日(土)
年明け第１弾の展示会になります。
料理の器を中心に出品いただきます、お楽しみに！



居心地良くて夜遅くまで滞在してしまったこの日。
電車がまだ走っている駅まで清水さんに送ってもらう。
運転の清水さんはお酒が飲めず、申し訳ない。。。
１日目、２日目と清水さんにはお世話になりっぱなしで大感謝！
お陰でホテルのチェックインに滑り込みセーフ。