先週末の夜、お座敷遊びを体験。
Ｐさんの知人からご招待。こんな機会めったにないからとMG&MWもお誘い。
場所は日本橋。
知らなかったのですが、東京の中でも新橋・神田・日本橋あたりは今でもお座敷があるとのこと。
お座敷遊びといえば芸者、美味しいお料理。
今回は新橋の芸者さんとのお座敷遊びと、創業140年の割烹とよだのお料理。

出された冷酒の美味しいこと！
久々にたくさん飲んじゃいました。




芸者さんの踊り、立ち振る舞いが美しい。
立方（dancer)、香子さん（kouko)・秀千代さん（hidechiyo)
地方（musician)、浄瑠璃＝多賀子さん・三味線＝美葉(yoshiha)さん
演目は、清元 玉屋
子供相手のシャボン玉売りと蝶々売り、という江戸時代に流行った物売りの風俗が舞踏化された作品。軽快な曲の流れに乗りながらも、体を使い、踊りの基本を踏まえて踊らなければ間を外してしまう難しい演目。

芸者さんの舞を観賞した後は、お待ちかねのお遊び。
「とらとらとら」
「国戦爺冷戦」を題材にした拳。「とらとらとら」の唄に合わせて踊り、唄の最後で、虎・和藤内（加藤清正）・老婆（清正の母）のいずれかの格好で勝負。虎は和藤内に負け、和藤内は老婆に負け、老婆は虎に負ける。
「投扇興」
伝統的対戦型ゲームの一種。桐箱の台座上に立てられた「蝶」と呼ばれる的に向かって扇を投げ、蝶（的）を倒す。

20名ほどのお座敷でしたが、このゲームをやりたい人は前へと声がかかると誰も出ず。。。同じく招待客のお着物を着たシニアの方達がやってくれたら似合うのになぁと思いつつ、このお遊びをやりたかった私達、まずMG&MWが「は〜い」と自ら前へ。
それから２つのゲームにほとんど私達が出てやらせてもらった。
かわいい仕草の秀千代さん、とっても面白い香子さん、すっごく楽しい♪
参加すると芸者さんから手拭いを貰えました。


芸者さんとの遊びの後、無外流居合兵道の居合の演目。
居合とは、日本刀を使い、修行によって自らを律し、心を錬磨しながら、最終的には戦わずして勝負を決める日本の伝統武道。その術は、日本刀を鞘におさめた状態で持ち、鞘から抜き放つ動作で一撃をくわえるか、相手の攻撃を受け流し二の太刀で相手に止め刺す形・技術を中心に構成された武術。「居合」の開祖は林崎勘助重信とされ400年前の室町時代の生まれと言われている。今回は「無外流居合」という流派で、300年の歴史を持つ古流武術。


日本刀で井草を丸めた棒状のものを切るのですが、「はっ」とか「えいっ」とか言って切るのだと思って観ていたら、無言でした。
シーンとした中で無音の演武。日本刀が空を切る音と井草を切る時の音だけ。
背筋がピーンと伸びました。


芸者さんの美しさにうっとり、美味しい料理とお酒ですっかり大満足。
最後に芸者さんのお名刺をいただいて、宴はお開き。
楽しい興奮醒めやらず、マンダリンオリエンタルのバーで余韻を楽しむ。

こんな大人な夜、たまにはいいね。
次は神田・日本橋の芸者さんと遊びたいー
機会があるといいなぁ。