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月2~3回 作家企画展開催  『Style-Hug Gallery 』    器のギャラリー 原宿より西参道へ移転しました!
by claudia8
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花の木窯
花の木窯_d0023111_10563031.jpg

多治見に途中下車して寄り道した後、目的のこちら土岐市の花の木窯へ。
■花の木窯
土岐市に寄贈された、小山冨士夫先生(1919-1975)の自邸と作業所と蛇窯。
晩年を過ごした場所。
世界的な東洋陶磁の研究者でありながら、自らも陶芸家として数々の名作を残した小山先生。自邸の横に花の木、外の緑を見渡せる大きな窓の趣きある建築、離れ作業場は機能的な空間。蛇窯は、種子島の土を使って小山先生が没頭した作陶の忘れ形見。


こちらの土地で焼〆を作陶中の中里隆先生、先生と一緒に作陶中の若手作家を訪ねました。
細い糸が繋がったようなご縁で今回こちらのお話をいただき、関西出張の時期と重なっていたので、これもご縁と訪問させていただいた次第。
このご縁は来年へ続き、そして再来年も。





幹線道路から脇に入る道は、急に時代が50年ほど遡ったかのよう。
その道を上っていくと自然に囲まれた花の木窯。
洗練された趣のある日本家屋と木造の作業場が。
長閑で懐かしい風情だけれど、凛とした空気がそこにありました。

私達が着くと、細長い蛇窯に作品を窯入れしているところでした。
挨拶もそこそこに、忙しく動き回る若手作家さん達に質問。
忙しいのに丁寧に答えてくれました。
花の木窯_d0023111_1131189.jpg


ものすごい数がありましたが、まだ窯がいっぱいにならないので
先生は轆轤仕事をし始め、運良くその作業を見せていただくことに。
無駄な動きは一切ない。一瞬にして形になっていく手元にただただ驚嘆。
先生の動きはゆったりと優雅なのに、瞬時に形になる土。
まるで魔法のようでした。

そして、陶芸やり初めの素人の私に轆轤の姿勢や手の位置などを教えてもらい、「私が言うことをメモとりなさい」に「はいっ」とメモとり。
若手に言っている言葉や、こちらに話される言葉などから懐の深い人柄が伺えました。
こんな体験めったに出来ない。
短い滞在時間でしたが、今回訪問できてよかった。

■中里隆
* 1937年 唐津で、中里無庵(十二代中里太郎右衛門)の五男として生まれる。兄は、中里重利。
* 1959年 京都市立工芸指導所に学ぶ。
* 1960年 京都清水坂の松風栄一に入門する。
* 1961年 佐賀県立窯業試験場で井上萬二らに指導を受ける。
o 朝日新聞社主催第十回現代日本陶芸展で、陶彫「双魚」が第一席受賞。
* 1965年 ロバート・イングルと九州・四国の窯元めぐり。
* 1967年 世界一周の旅、米、欧州、中近東、東南アジア、韓国などを巡る。オハイオ州ウェズリアン大学講師として渡米。
* 1968年 欧州・中近東を視察。
* 1970年 韓国の古窯跡視察。
* 1971年 小山富士夫の薦めにより種子島へ渡島。西之表市に築窯する。(種子島焼)
* 1972年 小山富士夫の築窯を手伝う。
* 1974年 唐津に帰り、隆太窯を築窯。越前と、沖縄県読谷でも作陶する。
* 1980年 韓国鶏龍山窯跡視察。
* 1983年 オーストラリアでデモンストレーション。
* 1984年 インドネシア、ミャンマー、インド、ネパール、タイを訪問する。
* 1985年 日本陶磁協会主催、現代陶芸選抜展賞受賞。
* 1990年 北海道滝川にて青磁・白磁を作陶する。
* 1991年 中国、磁州窯研修、調査。
* 1992年 中国、均窯・龍泉窯研修、調査。
* 1994年 フランスでデモンストレーション。
* 1996年 デンマーク、ロイヤルコペンハーゲンから招待を受ける。コロラド州アンダーソンランチセンターから招待を受ける。
* 2000年 ジャマイカでワークショップ。
* 2003年 フランス・ラボンヌへ研修旅行。
* 2005年 ニューヨークにてマルコム・ライト、中里太亀、中里花子と唐津展。
* 2006年 ユタ州立大学から招待を受ける。

by claudia8 | 2009-11-05 11:42 | 小旅行
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